経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2年ぶりに、生産、流通、サービスの3業態揃って前期比上昇となり、全体として大きな前期比上昇を見せたフード・ビジネス

 フード・ビジネス・インデックス(FBI)とは、生活に身近な飲食料品に関連する「食料品工業」、「食料品流通業」、「飲食サービス業」の活動状況を表す経済指標です。

 2017年第1四半期のFBIの結果がまとまりましたので、そのポイントをご紹介していきます。

 

FBIは前期比1.7%と急上昇、レベル的にも高い水準

 2015年第3四半期から停滞、低下が続いていたFBI全体ですが、2017年第1四半期は一転、前期比1.7%と大きく上昇しました。2010年=100として指数値100.3は消費税引上げ前の駆け込み需要で急上昇した2014年第1四半期の100.8にせまる水準であり、この5年の中でもかなり高いレベルに到達しました。

 

 

内訳構成3系列も全て上昇

 内訳3系列の動きを見ると、2017年第1四半期は3系列全てが大きく上昇しました。

 飲食サービス業は3期連続の上昇となり、昨年の低下分を払拭しました。食料品流通業も一転上昇で、昨年最も高かった第1四半期のレベルに到達しました。食料品工業も同様に、昨年最も高かった第2四半期のレベルに到達しました。

 

 

FBIは消費税率引上げ前後をも超える上昇幅

 FBIの過去5年間の動きを見ると、2014年の消費税率の引上げ直前と、引上げ直後の極端な落ち込みからの回復期にそれぞれ大きく前期比上昇しています。しかし、今年第1四半期の前期比はそれらをも超える上昇幅となりました。

 この大きめの前期比1.7%上昇に対し、影響が大きかったのは、食料品流通業で1.0%ポイントと半分以上の上昇寄与でした。次いで飲食サービス業が0.5%ポイント、食料品工業が0.3%ポイントの上昇寄与となりました。

 今年第1四半期のフード・ビジネスの押し上げ役は、飲食料品の卸売や小売でした。

 

 

 

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