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経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

3月のサービス産業の動向は、2か月ぶりの前月比低下、第1四半期も5四半期ぶりに低下だが、ともに低下幅自体は小さい。特殊要因による低下分を割り引けば、総合指数の推移に変化なし。

サービス全体は2か月ぶりの前月比低下、指数値も若干低めの値に

 平成29年3月の第3次産業活動指数総合は、季節調整済指数103.8、前月比マイナス0.2%低下と、2か月ぶりの前月比低下となりました。

 昨年6月の指数値が103.9となってから、104を挟んでの狭いレンジの動きとなっており、この3月の指数値は若干低めの値になってはいますが、この「狭いレンジ」での動きは続いていると言えるでしょう。

 

平成29年第1四半期は、5期ぶりに前期比マイナス

 平成29年第1四半期、1-3月期の第3次産業活動指数総合は、指数値103.9、前期比マイナス0.2%の低下でした。第3次産業活動指数総合が、前期比マイナスとなるのは、平成27年第4四半期以来、5四半期ぶりのことです。平成28年通年で緩やかな上昇推移となってきましたが、ここで一旦、上昇の流れがストップした形になります。

 昨年第4四半期は、消費税率引上げ前の駆け込み需要期であった平成26年第1四半期のレベルとなっており、高い水準になっていたことは確かです。その「高い」水準を維持することが難しかったのかも知れません。

 

平成28年度は、2年連続上昇で指数値も過去最高

 平成28年度のサービス産業(第3次産業)活動指数は、指数値103.9、前年度比0.4%上昇となりました。消費税率の引上げ後の平成26年度はマイナス1.1%と大幅低下となりましたが、平成27年度、平成28年度と2年連続で盛り返し、年度単位では過去最高の指数値となっています。

 

特殊要因による低下を除けば、変化は小さい

 今年3月のサービス産業の指数値は若干、低いものとなっていますが、その低下要因となったサービス業種では、その業種に固有の一時的な特殊要因での低下が生じていました(情報通信業における期末集中の緩和、プロスポーツの開催日程の変化)。それらを割り引けば、指数推移の変化は小さいと評価しています。

 

 

◎結果概要ページ

www.meti.go.jp

 

◎図表集

 

 

◎データPDF 

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sanzi/result/pdf/ITA_press_201702j.pdf

 

◎ナレーション解説

 

 

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20170516_2.png