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経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成28年Ⅳ期のグローバル出荷指数は、同年前半の横ばいから、2期連続の前期比1.8%上昇。リーマンショック後の最高値を更新。海外現地法人の出荷も増えたが、主に国内出荷の伸びが主因。 ;グローバル出荷指数 2016年Ⅳ期

グローバル出荷指数は、リーマンショック後の最高値を更新

 2016年Ⅳ期のグローバル出荷指数(季節調整済)は、指数値105.8、前期比1.8%の上昇で、2期連続の上昇となりました。この指数値は、リーマンショック後のピークだった2015年Ⅰ期の105.4を超え、2010年以降で最高値となりました。

 グローバル出荷指数は、2015年のピーク後から停滞気味の推移となっていましたが、2016年Ⅳ期に少し上向きの方向感が出てきたようです。

 

国内出荷の増加によって、グローバル出荷が上昇

 内訳をみると、日本企業の海外生産拠点からの出荷である海外出荷指数(季節調整済)は、指数値130.7、前期比1.8%と2期ぶりに上昇となりました。また、日本国内の生産拠点からの出荷である国内出荷指数(季節調整済)は、指数値97.9、前期比1.9%と2期連続の前期比上昇となりました。

 海外出荷も伸びてはいましたが、2016年Ⅳ期のグローバル出荷の前期比1.8%上昇に対しては、国内出荷が1.3%ポイントの上昇寄与となりました。

 

 

 業種的な寄与では、輸送機械工業の上昇寄与が最も大きいのですが、主要4業種が揃って上昇寄与となりました。主要4業種では、国内出荷、海外出荷が揃って前期比上昇となっており、2016年Ⅳ期のグローバル出荷の伸びは、内外、そして業種的にも広がりのあるものとなっていました。

 

 

海外出荷では、「日本向け」「アジアの現地法人」が活発化

 海外出荷指数を仕向け先別にみると、ウェイトの大きい「自国向け(=現地法人の立地国市場向け)」が、海外出荷全体の前期比上昇への寄与が大きかったのですが、実は、「日本向け」出荷も大きな寄与を見せました。2016年Ⅳ期の値に近い上昇寄与を日本向け出荷が見せるのは、9四半期ぶり(2014年Ⅲ期以来)となっています。

 

 

 日本向け海外出荷が伸びを見せているため、逆輸入比率(日本の輸入量に占める海外現地法人の日本向け出荷の比率)が、2016年Ⅳ期に上昇しています。

 2015年中に低下していた逆輸入比率の動きが逆転しているのが、興味深いところです。鉱工業総供給表で実質化、数量化した輸入品供給の値をみると、2015年から2016年にかけて前年比マイナス2.5%と輸入量が低下していた影響かもしれません(逆輸入比率の分母が低下していた)。

 

 海外出荷指数を地別にみると、全体の前期比1.8%上昇に対し、中国指数(中国に立地する現地法人の出荷指数)の寄与が1.0%ポイントで、ASEAN指数の寄与が0.6%ポイントとなり、アジア地域に立地する現地法人の活動が活発だったことが分かります。他方、同年Ⅲ期に「一強」となっていた北米指数が一転、マイナス寄与となりました。

 
◎ミニ経済分析のページ

www.meti.go.jp


 

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 ◎5分間ナレーション

 

 

 

 http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20170411_1.png

 

 

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