経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

価格の変動によって、飲食料品・燃料小売業の販売額が変動 ;平成28年小売業販売を振り返る(その1)

卸売業、小売業ともに販売額は2年連続の減少

 経済産業省の商業動態統計によれば、平成28年の商業販売額は、卸売業と小売業がともに減少したため、前年比マイナス3.9%の442兆2,830億円と2年連続の減少となりました。

 商業販売額の約7割を占める卸売業は前年比マイナス5.3%の302兆4,060億円、約3割を占める小売業は前年比マイナス0.6%の139兆8,770億円と、ともに2年連続の減少となりました。

 

飲食料品小売業販売額が増加したものの燃料小売業販売額が減少

 28年の小売業販売額は、食料品価格の上昇を背景に飲食料品小売業販売額が増加したことや、原油価格の下落を背景に燃料小売業販売額が減少したことが特徴的でした。

 28年の小売業販売額は前年比マイナス0.6%減少しましたが、価格要因で販売額が大きく動いた2業種(飲食料品小売業と燃料小売業)を除いても前年比マイナス0.5%の減少となりました。

 

飲食料品・燃料小売業販売額は主に価格要因により変動

 飲食料品小売業と燃料小売業について、販売額の変動要因分解を価格要因と数量要因で行った結果を見てみると、飲食料品小売業の販売額は、主に価格要因(販売価格上昇)によって増加傾向で推移したことが確認できます。

 一方、燃料小売業は、主に価格要因(販売価格低下)によって減少傾向で推移したことが確認できます。しかしながら、価格要因のマイナス寄与は28年4月以降、徐々に縮小していき、12月にはプラスに寄与に転じました。

 

 

◎ミニ経済分析のページ

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