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経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成28年12月の国内向け出荷は、前月比マイナス1.4%低下と2か月連続低下、輸出向け出荷は、前月比3.1%上昇と2か月連続の上昇。四半期でみると、国内向け、輸出向けは共に前期比上昇で、勢いがあった。

12月は輸出向け出荷が、前月比上昇寄与

 平成28年12月の鉱工業出荷は、指数値で98.9、前月比マイナス0.4%低下と3か月ぶりの前月比低下でした。

 鉱工業出荷のうち、国内向け出荷は、指数値97.1、前月比マイナス1.4%低下と2か月連続の低下となりました。輸出向 け出荷は、指数値107.1、前月比3.1%上昇と2か月連続の上昇となりました。12月は、11月に続いて、輸出が鉱工業出荷のけん引役となり、出荷全 体の落ち込み幅を縮小させました。

国内向け、輸出向けともに、電子部品・デバイス工業が上昇寄与

 12月の国内向け出荷の前月比低下への寄与が特に大きかったのは、船舶出荷の低下による輸送機械工業で、それに情 報通信機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業といった機械工業が続きました。一方、電子部品・デバイス工業の国内向け出荷は3か月連続 の前月比上昇でした。

 また、6か月ぶりに11月に前月比低下となった生産財の国内向け出荷は、12月に再び前月比上昇となりましたが、最終需要財では、建設財を除き、各財の国内向け出荷は前月比低下でした。

 12月の輸出向け出荷の前月比上昇への寄与が特に大きかったのは、電子部品・デバイス工業でした。それに次ぐのが、はん用・生産用・業務用機械工業でした。

 また、生産財の輸出向け出荷は2か月連続の前月比上昇となり、指数水準も110台とかなり高い水準となっていました。最終需要財は、建設財を除き、各財の輸出向け出荷は前月比上昇でした。

国内向け出荷は、3四半期連続の前期比上昇

 平成28年第4四半期の数値でみると、国内向け出荷指数は指数値98.1、前期比2.9%上昇と3四半期連連続の 上昇となり、輸出向け出荷指数は指数値102.9、前期比5.5%と2四半期連続の上昇となりました。

 国内向け出荷は、11、12月と2か月連続で前月比 低下ではありましたが、10月の水準が高かったため、第4四半期の鉱工業出荷全体の前期比上昇に対する寄与は、国内向け出荷の寄与が大きくなっていまし た。

 四半期の動きからしても、平成28年末の国内向け出荷の動きは、2か月連続低下とは言え、勢いが劇的に低下したということ ではないものと思われます。そこに、平成27年第1四半期以来、ほぼ2年ぶりの高い水準となった、輸出向け出荷の「勢い」が加わったということになろうか と思います。

年前半の低迷が響き、国内向け・輸出向けともに前年比マイナス

 平成28年通年でみると、鉱工業出荷は、やはり年当初の水準が低かったことに加え、2月と5月に大きめの低下があったこともあり、前年比マイナス0.8%低下となりました。

 国内向け出荷も、前年比マイナス0.8%低下となりました。やはり、国内向け出荷でも、年初の水準が平成27年平均に比べ て低水準で、かつ、第1四半期に大きな低下があったため、平成28年後半の勢いの回復だけでは、ばん回出来なかったようです。輸出向け出荷も、前年比マイ ナス0.9%低下でした。

 

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◎図表集スライドー

 

◎データ冊子

 

 

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20170215_1.png

 

出荷内訳表の紹介

 

 

◎解説記事

 

 

◎解説ナレーション