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経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

10月では、インフラ型サービス活動指数が、前月比1.6%上昇と2 か月ぶり上昇。しかし、「財の取引仲介型」「生活関連型」は共に 前月比低下。10月はインフラ型サービスが、全体の下支え役。

第3次産業活動指数

 第3次産業活動指数の大分類11業種のうち、多様なものが含まれる事業者向け関連サービスを除く10業種を、その形態・性質で3種類に分類して、その推移を見ることができます。

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 まず「インフラ型サービス活動指数」で、「金融業,保険業」「情報通信業」「運輸業,郵便業」「電気・ガス・熱供給・水道業」が含まれます。10月の「インフラ型」指数をみると、9月に上昇業種であった「運輸業,郵便業」と「電力・ガス・熱供給・水道業」が前月比低下に転じたものの、逆に9月に低下業種であった、情報通信業が大きく上昇し、「金融業,保険業」も決済関連サービスを中心に上昇に転じたため、前月比1.6%上昇と2か月ぶりの前月比上昇となっています。

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 次に「財の取引仲介型サービス活動指数」で、不動産業、物品賃貸業、小売業、卸売業が含まれます。10月の「財の取引仲介型」指数をみると、小売業の上昇寄与はあったものの、不動産業が3か月ぶりに大きく低下し、また、卸売業も原油や石油・石炭製品、石化製品の取引停滞で2か月連続の前月比低下でした。このため、「財の取引仲介型」指数全体でも、2か月連続の前月比低下となっています。

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 そして3番目が「生活関連型サービス活動指数」で、生活娯楽関連サービスと「医療,福祉」の2業種からなっています。10月の「生活関連型」指数では、「医療,福祉」が前月比横ばいで、生活娯楽関連サービスは前月比マイナス0.1%低下と小幅な低下でした。この生活娯楽関連サービスの低下寄与は非常に小さく、「生活関連型」指数全体では、前月比横ばいとなります。

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 形態別指数を見ると、10月は「インフラ型」指数だけが前月比上昇となっています。形態別サービス指数に含まれていない、事業者向け関連サービスは前月比低下ですので、10月の第3次産業活動指数は、産業活動や個人の生活を支えるインフラ型サービスの上昇によって、前月比上昇を確保した形になります。先月9月は、インフラ型サービスが第3次産業全体を大きく引き下げていましたが、10月は一転、下支え役となっています。

 

 

◎結果概要ページ

www.meti.go.jp

 

 

◎図表集スライドショー 

平成28年10月のサービス産業活動 図表集

 

◎データ公表資料

 

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