経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

形態別の9月のサービス産業(第3次産業活動指数)では、情報通信業が大きく低下した「インフラ型」、卸売業が低下した「財の取引型」が前月比低下。家計向けの「生活関連型」は、3か月ぶりの前月比上昇となった。

 第3次産業活動指数の大分類11業種のうち、多様なものが含まれる事業者向け関連サービスを除く10業種を、その形態・性質で3種類に分類して、その推移を見ることができます。


 まず「インフラ型サービス活動指数」で、「金融業,保険業」「情報通信業」「運輸業,郵便業」「電気・ガス・熱供給・水道業」が含まれます。9月の「インフラ型」指数をみると、「運輸業,郵便業」と「電力・ガス・熱供給・水道業」は前月比上昇したものの、情報通信業が大きく低下したことにより、前月比マイナス1.5%低下と3か月ぶりの低下となっています。

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 次に「財の取引仲介型サービス活動指数」で、不動産業、物品賃貸業、小売業、卸売業が含まれます。9月の「財の取引仲介型」指数をみると、卸売業以外の3業種は前月比上昇となったものの、卸売業の大きな前月比低下が響き、4か月ぶりに前月比マイナス0.4%低下となりました。
9月については、第3次産業活動指数総合は前月比マイナス0.1%低下でしたが、卸・小売業を除いた第3次産業活動指数は、前月比0.5%上昇と3か月ぶりに上昇となる計算です。やはり、卸売業の前月比低下の影響は大きかったようです。

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 そして3番目が「生活関連型サービス活動指数」で、生活娯楽関連サービスと「医療,福祉」の2業種からなっています。9月の「生活関連型」指数では、2か月連続で内訳2系列がともに前月比低下であった状態から回復し、両系列とも前月比上昇でした。この結果、生活関連型サービス指数も3か月ぶりに前月比0.8%上昇となっています。

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 9月の形態別サービス産業活動指数をみると、インフラ型サービスの低下が目立つようです。9月の鉱工業生産指数速報も前月比横ばいでしたが、少し企業の産業活動に一服感があったということを感じさせる結果です。

 

 

◎結果概要のページ

www.meti.go.jp

 

◎図表集

 

◎データ冊子

 

 

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