経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

鉱工業生産、第3次産業活動(サービスビジネス)ともに前期比プラス。産業全体では、5四半期ぶりに前期比で上昇した平成28年4-6月期の産業活動。

 経済解析室で、毎月作成している全産業活動指数などの経済指標は、平成28年4-6月期にどのような動きを見せていたのでしょうか?

 各指標の平成28年第2四半期の動きをグラフや表でビジュアルに表現したミニ経済分析「鉱工業指数と第3次産業活動指数からみた平成28年4-6月期の産業活動」をホームページに公開しました。

 

 平成28年4-6月期の全産業活動指数は指数値102.7、前期比プラス 0.4%の上昇となり、27年1-3月期以来、5四半期ぶりのプラスとなりました。これまで弱い動きが続いていましたが、28年4-6月期の指数値は 102.7と、27年1-3月期の102.6を上回りました。

 産業別にみると、ここ1年(4四半期)間、鉱工業生産の前期比は上下動を 繰り返していますが、小幅なプラスに対して大幅なマイナスとなる傾向が続いています。この4-6月期については、前期比プラス0.2%の上昇となり、特に 鉱工業生産を上昇させたのは、やはり輸送機械工業でした。4月に発生した熊本地震の影響で、自動車生産への影響も心配されましたが、迅速な復旧とその後の 挽回生産の結果4-6月期としてみれば、前期比でプラスとなりました。

 他方、海外のスマートフォン生産の勢いが鈍化したことで、日本からの電子部品の輸出が減少し、電子部品・デバイス工業の4-6月期の生産は低下しました。

 

 ウェイトの大きい第3次産業活動指数は、ここ1年(4四半期)の間、指数値103.4~103.8の狭い範囲で推移していますが、足下では2四半期連続で前期比プラスとなり、小幅ながら上昇傾向が続いています。。

 4-6月期の上昇業種では、卸売業、事業者向け関連サービスの上昇寄与が大きく、対事業者サービスが全体をけん引した印象です。他方、金融業,保険業や医療,福祉が前期比マイナスとなり、第3次産業活動の伸びを抑えてしまいました。

 

 これらのほか、建設業活動指数の推移や、製造業の稼働率、生産能力の動きについてもグラフ等でご案内しているスライド資料をアップしておりますので、是非お目通しいただければと存じます。

 

◎ミニ経済分析のページ

鉱工業指数と第3次産業活動指数からみた平成28年4-6月期の産業活動|その他の研究・分析レポート|経済産業省

 

◎スライドショー

 PDFのダウンロードはこちら。

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini059j.pdf

 

 ◎Youtube

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◎過去の四半期の産業動向については、こちら 

鉱工業指数と第3次産業活動からみた産業活動と関連する分析(ミニ経済分析)|その他の研究・分析レポート|経済産業省