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経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成28年Ⅰ期のグローバル出荷は前期比マイナス1.2%低下。日本国内からの輸出向け出荷は前期比プラスだったが、国内向け出荷、海外出荷ともにマイナス

ミニ経済分析 グローバル化 グローバル出荷指数

 グローバル出荷指数とは、日本国内の製造業生産拠点と日本企業の海外現地法人(海外生産拠点)からの出荷(販売)数量を統一的に把握出来るように作成した指数です。現在は、平成22年平均を100とした指数の形で、四半期ごとに作成しています。

 今回は、平成28年、2016年第1四半期(1―3月期)の指標をとりまとめることができましたので、その結果について順次ご紹介していきたいと思います。

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 平成28年Ⅰ期のグローバル出荷指数(季節調整済)は、指数値103.4、前期比マイナス1.2%低下と2期ぶりの前期比低下となりました。

 日本国内の生産拠点からの出荷である国内出荷指数(季節調整済)は、指数値95.3、前期比マイナス1.3%低下と2期ぶりに前期比低下となりました。さらに、日本企業の海外生産拠点からの出荷である海外出荷指数(季節調整済)は、指数値マイナス1.2%低下と3期ぶりに、こちらも前期比低下となりました。

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 平成28年Ⅰ期のグローバル出荷指数が前期比で低下したことに対する国内出荷指数/海外出荷指数の寄与(影響度合い)を見ると、海外出荷指数がマイナス0.4%ポイントの低下寄与、国内出荷指数もマイナス0.9%ポイントの低下寄与となり、28年Ⅰ期の日本企業の全体出荷の低下は、主に国内出荷の低下によるものではありました。

 平成27年Ⅱ期、Ⅲ期と低下寄与が続いた国内出荷は、平成27年Ⅳ期にほぼ横ばいに踏みとどまりましたが、平成28年に入って再び前期比低下となっています。


 海外出荷指数は、平成27年Ⅱ期に前期比低下を見せましたが、基本的には前期比プラス基調でした。しかし、平成28年Ⅰ期は、国内出荷の半分ほどの低下寄与を見せました。やはり、少し世界経済の勢いが弱くなっていたのでしょうか?

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 改めて、28年Ⅰ期のグローバル出荷各指数の状況を確認してみると、国内出荷指数のうちの輸出向け出荷指数が前期比0.7%上昇となっているのみで、国内からの国内向け出荷と海外出荷は前期比マイナスでした。日本企業の海外ビジネスでは、海外拠点の活動に比べて、多少国内拠点の活動の方が、28年Ⅰ期の方向感は良かったようです。

 なお、水準的には、平成27年度の輸出向け出荷指数98.7に対し、28年Ⅰ期が98.2なので、年度平均のレベルからすると少し低下していることになります。

 他方、海外出荷指数では、平成27年度が128.8に対し、28年Ⅰ期が128.9なので、年度平均よりもレベルは高く、前期比低下とは言え、やはり海外出荷指数の水準は高くなっていたことが分かります。

 

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◎グローバル出荷指数とは?

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◎ミニ経済分析のページ

グローバル出荷指数(平成22年基準)について(平成28年Ⅰ期(第1四半期))|その他の研究・分析レポート|経済産業省

 

 

◎スライドショー 

 

 


 

◎ミニ経済分析の一覧表

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