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経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

鉱工業の10年を振り返る;平成27年度の鉱工業指数の状況

ミニ経済分析 鉱工業指数

 鉱工業指数では、基本的に16業種の生産、出荷、在庫、在庫率の指数を作成していますが、月々の結果説明では、その16業種すべてについて言及することはできません。

 そこで、今回の「ミニ経済分析」では、主要14業種の指数について、ここ10年間の動きと、平成27年度の四半期ごとの動きを同じ様式でグラフ化し、長期的、中期的な業種の動きを比較できるようにしてみました。

 

 この10年間の各業種の指数グラフをみると、リーマン・ショック後の動きについて、次の3パターンに大別できることが分かります。

 すなわち、

①生産は回復せず、依然、在庫は積み上がったまま(8業種)
鉄鋼業/非鉄金属工業/金属製品工業/はん用・生産用・業務用機械工業/電気機械工業/化学工業(除.医薬品)/プラスチック製品工業/パルプ・紙・紙加工品

②生産は回復していないが、在庫は低水準(5業種)
情報通信機械工業/輸送機械工業/窯業・土石製品工業/石油・石炭製品工業/繊維工業

③生産が平成18年度より高水準
電子部品・デバイス工業

 つまり、鉱工業14業種のうち電子部品・デバイス工業を除く13業種では、結局生産水準が10年前であるリーマン・ショック前の水準に戻っていないということです。

 今回のミニ経済分析の中でも、業種別の生産能力指数のグラフを載せいていますが、この10年間、国内製造業の生産能力は、基本的に低下しつづけていました。
 生産能力は低下させ、稼働水準自体はあまり変動させないが、生産水準は低いままという状態が続いています。にもかかわらず、在庫水準は高いというのが、この10年の推移になります。

 

 以下のリンク先のコンテンツでは14業種のさらに内訳の動きも含めた詳細がご覧になれます。
 内訳をやや仔細に見てみると、好調な業種もそうでない業種も、その特徴は実に様々であることがお分かりいただけると思いますので、是非アクセスしてみてください。

 

◎ミニ経済分析のページ

鉱工業の10年を振り返る;平成27年度の鉱工業指数の状況|その他の研究・分析レポート|経済産業省

 

◎PDFダウンロード

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini054j.pdf

 

 

 

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