経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成27年第4四半期の海外出荷(日系製造業の海外現地法人の活動)では、輸送機械工業と北米地域の現地法人の活動がけん引役となり、製造業グローバル出荷指数(季節調整済)は104.9で、前期比0.5%と2期連続の上昇

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 製造業グローバル出荷指数とは、日本の製造業企業の海外展開度合いを測るため、海外現地法人の活動を表す「海外出荷指数」と日本国内の製造事業所の活動を表す「国内出荷指数」からなる指数です。この指数により、日系企業の国内及び海外の製造業の活動を同じスケールで比較することができるようになります。

 季節調整済指数で製造業グローバル出荷指数全体を見てみると、平成27年第4四半期では指数水準は104.9となり、前期比0.5%と2期連続の上昇となりました。内訳を見てみると、海外出荷指数は130.5となり同1.5%と2期連続の上昇、国内出荷指数は96.8となり同0.1%と3期ぶりの上昇となりました。

 一方、原指数でも製造業グローバル出荷指数全体を見てみると、平成27年第4四半期では指数水準は105.7となり、前年同期比0.2%と10期連続の上昇ではありますが、水準としてはあまり伸びていません。内訳を見てみると、海外出荷指数は131.2となり、同2.9%と16期連続の上昇となっています。一方、国内出荷指数は97.7となり、同▲0.8%と6期連続の低下となりました。

 海外出荷の前年同期比でみた「水準感」は、高い水準が維持されています。海外出荷の前期比連続上昇は平成27年第2四半期に一旦途切れはしましたが、第3四半期から上昇に復帰し、今期も上昇となりました。

 今回から、地域別の海外出荷指数にも季節調整を施してみることにしました。海外現地法人の地域別の活動量の前期比を見ることができるようになります。
地域別の海外出荷指数の推移をみると、平成27年第4四半期で北米地域の指数値は158.6となり、基準年である平成22年平均の100からみて、6割近い上昇となっています。前期比も0.6%と9期連続のプラスです。
 この第4四半期では、意外にも中国(含香港)の現地法人の活動量も前期比でプラスとなっております(ただし、現地法人の先行き見通しは、良くありません)。

 

 下記リンク先の「説明スライド資料」には、海外出荷の業種別のグラフや海外出荷の地域別指数なども御紹介しておりますので、お目通しいただけると幸いです。

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini048j.pdf

 

 

 
<参考>
「海外現地法人四半期調査にみる中国における我が国現地法人の活動の現況と見通し等」

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/genntihou/result-1/h27/pdf/h20160325c.pdf

 

 
 

 

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