経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

第3次産業活動指数や鉱工業指数で、平成27年の産業活動、そして第4四半期の産業活動の様相を説明したスライドを公表しました

 経済解析室で作成している第3次産業活動指数、鉱工業指数、建設業活動指数、そして全産業活動指数といった経済指標を用いて、平成27年1年間と平成27年10~12月期の産業活動を振り返ってみます。

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 平成27年の産業全体の活動を表す全産業活動指数は、指数値102.5、前年比0.5%上昇と4年連続の上昇となりました。しかし、四半期の推移を見てみると、昨年第1四半期こそ前期比上昇でしたが、その後の3四半期はマイナス基調であまり勢いは強くありませんでした。

 

 平成27年の第3次産業活動指数総合は、指数値103.2、前年比0.9%上昇と2年ぶりの前年比上昇となりました。四半期では、平成27年第1四半期こそ前期比1.1%上昇となりましたが、第2四半期は前期比▲0.2%低下、第3四半期は前期比0.2%上昇、第4四半期は横ばいにとどまり、結果論で言えば、平成27年は年当初から横ばいで推移していたことになります。

 

 同じく、平成27年の鉱工業生産指数は、指数値98.1、前年比▲0.9%低下と2年ぶりの低下となりました。振り返ってみると、平成27年の全ての四半期において前年同期比はマイナスで、月次でみても前年同月を上回ったのは4月、6月、11月のみ、その内4月は前年同月比0.1%とほぼ横ばいですので、明瞭に前年同月を上回ったと言えるのは2か月だけでした。このように平成27年は、1年を通して鉱工業生産が前年同月を下回っていました。

 

 総じて、平成27年の産業活動は、第1四半期に上昇し大きな期待を抱かせましたが、その後は、サービス産業(第3次産業)は横ばい、鉱工業生産は低下基調で推移しており、あまり強いものとは言えなかったようです。

 

 平成27年及び10―12月期の全産業活動指数、鉱工業指数、第3次産業活動指数、建設業活動指数の推移について、グラフや表で説明したスライド資料を「ミニ経済分析」としてアップしておりますので、是非ご活用ください。

 

 

◎ミニ経済分析の一覧表

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◎平成27年のスライド

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini041j.pdf

 

 

 

◎平成27年10-12月期のスライド

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini040j.pdf