読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

ドラッグストアでは何が一番売れているのか?

 

 医薬品だけではなく、化粧品、日用品、食品等、品ぞろえ豊富なドラッグストア。様々な商品を手頃な値段で購入できるドラッグストアを日々の生活の中で利用されている方は数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、このドラッグストアでは何が一番売れているのでしょうか?ドラッグストアというからには、やはり医薬品でしょうか?それとも、訪日外国人の爆買いの影響を受けて、化粧品が売れているのでしょうか?

 

 下のグラフは経済産業省の商業動態統計で、ドラッグストアの商品別販売額の内訳を見たものになります。
平成27年の商品販売額は全体で5兆3,609億円となりましが、商品別内訳を見てみると、最も多く売れたのは医薬品でも化粧品でもなく、菓子類や米、飲料、酒類、冷凍食品等を含む「食品」でした。
 「食品」の販売額は1兆3,394億円と全体の25.0%を占めています。サプリメントやダイエット食品等を含む「健康食品」も合わせると1兆5,300億円と全体の28.5%を占め、医薬品や化粧品を上回っています。

f:id:keizaikaisekiroom:20160323103127p:plain

 

 

次に、平成27年のドラッグストア商品別販売額が前年と比較してどの程度伸びたのかを下のグラフで見てみたいと思います。

 ドラッグストアの商品販売額は全体で前年比6.4%増加しました。商品別に見てみると、「ビューティーケア(化粧品・小物)」が前年比8.9%、「食品」が同8.8%と大きな伸びを示しています。「健康食品」は同6.6%となっています。 

f:id:keizaikaisekiroom:20160323103231p:plain

 

 ドラッグストアで一番売れている商品は「食品」であり、販売額の伸び率も「食品」は大きいことがわかりました。「健康食品」については、全体の販売額に占める割合は小さいものの、販売額の伸びは大きくなっています。

 

 商業動態統計で、飲食料品に関する業種別・業態別の平成27年の販売額を見てみると、業種別では飲食料品小売業が45兆3,110億円、業態別では百貨店の飲食料品販売額が1兆9,257億円、スーパー(※)の飲食料品販売額が9兆3,634億円、コンビニエンスストアの飲食料品(商品販売額から非食品を除いたもの)の販売額が7兆234億円でした。健康食品を含んだドラッグストアの食品販売額1兆5,300億円は、決して無視出来ない大きさではないでしょうか。

 最近では、生鮮食料品を含めたネット通販もありますし、家電量販店やホームセンターでもお米やビールなどが店頭に並べられているところを目にします。食品の流通チャネルは、益々多様化していくのかもしれません。

 

※商業動態統計の「スーパー」とは、従業者50人以上、売場面積の50%以上についてセルフサービス方式を採用している事業所であって、かつ、売場面積が1,500平方メートル以上の小売事業所をいう。

※※平成28年3月15日に商業動態統計の平成27年の年間補正値が公表さたため、本原稿の数字をすべて年間補正値にリバイスしました。年間補正とは、前年の1月分~12月分確報以後に到着した訂正報告などを反映し、データを遡及修正する作業です。

 

 

◎ひと言解説の一覧表

f:id:keizaikaisekiroom:20160205165326p:plain

 

f:id:keizaikaisekiroom:20160323132157p:plain

 

◎商業動態統計月報

確報|商業動態統計|経済産業省