経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成27年12月の主要月次経済指標のまとめ資料-3年ぶりに前年比低下した中国向け出荷指数に注目しています。

 主要な月次経済指標である鉱工業指数、小売販売額、第3次産業活動指数の平成27年12月分の結果を整理した資料です。

 中国向けの出荷指数が、3年ぶりに前年比でマイナスとなっていたことから、中国向け出荷の業種別の内訳や更に細かい分類で何が出荷を押し下げていたのか確認しています。

 

 各指標の基調判断については、鉱工業生産は「一進一退」で据え置き、小売販売額も「一部に弱さがみられるものの横ばい圏」と据え置きとなり、第3次産業活動指数は「一進一退ながら一部に弱さがみられる」と下方修正されました。

 各産業ともの芳しくない結果となった、平成27年12月ということができるかと思います。

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 12月の数値が出たことにより平成27年の数値がまとまった訳ですが、輸出向け出荷指数全体が前年比1.3%上昇となる一方で、中国向け出荷指数が3年ぶりに前年比▲1.4%低下となっています。

 中国向け出荷の前年比低下を招いているのは輸送機械工業です。しかし、年の後半に電子部品・デバイス工業の中国向け出荷が大きく低下してきました。特に、スマートフォンなどの電子機器に多く用いられる集積回路の低下が目立ちます。

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 中国における電子部品需要の減退は、日本からの直接の輸出のみならず、日本から台湾に輸出される半導体。フラットパネル製造装置の輸出の低下という形でも影響が出ているようです。

 国内の電子部品・デバイス工業の在庫率も12月には悪化しており、先行きを注視する必要があると思われます。

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 ◎スライド資料

 まとめ資料のPDFファイルをこちらからダウンロードできます。

 

 

※各統計へは、こちらのページから。

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