経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

10月の第3次産業の基調は「持ち直しの動き」に上昇に引き上げ。鉱工業との統合指数も2か月ぶりの大きめの上昇

 平成27年10月の第3次産業活動指数は、前月比0.9%上昇と2か月ぶりの前月比上昇となりました。指数値としても、久方ぶりに104台を見せ、消費増税前の昨年3月を除くと、平成20年(2008年)の大きな経済ショック以後の平成21年(2009年)1月以降では最も高い水準となりました。 今年に入って103台を上下動しているところから、一つ頭抜け出した格好になっています。

 

 対個人、対事業所の両方のサービスが揃って、前月比上昇となっておりますし、今年に入って寧ろ低下傾向にあったし好的個人向けサービスが大きく上昇しています。

 業種的にみても、純粋サービスだけではなくて、モノの取引を仲介するためのサービスビジネスが10月に上昇しており、全体を押し上げました。

 こういった状況を踏まえまして、10月の第3次産業活動の基調判断は、「持ち直しの動き」へと引き上げたいと思います。

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 この第3次産業活動指数の10月分と鉱工業生産活動指数の10月確報値を加重平均して、ほぼ産業活動の9割をカバーする統合指数を計算することができます。

 10月の統合指数は、鉱工業生産指数が前月比1.4%上昇、第3次産業活動が前月比0.9%上昇と両産業揃っての前月比上昇となったため、全体としては前月比1.1%上昇と2か月ぶりの上昇となりましたし、前月比上昇幅としても大きめのものとなりました。

 統合指数は四半期ベースでは2期連続の前期比低下で、勢いのない推移でありましたが、10月は大きく上昇に転じました。

 指数値も102.9と、今年の1月に次ぐ高い水準です。

 寄与的には、9月は前月比低下であったこともあり、第3次産業の上昇寄与が、鉱工業生産の倍を超えている状況です。

 

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