経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

7-9月期までの四半期指数をみると、第3次産業は本年に入って横ばいで推移、7-9月期は前期比0.1%の微増。長期的には、モノからサービスへの動きが明瞭。

 平成27年3四半期の全産業活動指数は、指数値102.4で、前期比マイナス0.1%低下と2期連続の低下となりました。鉱工業生産が前期比低下寄与となったことが、この全産業活動指数の前期比低下の主因です。

 

 翻って、第3四半期の第3次産業活動指数は、指数値103.2で、前期比プラス0.1%上昇でした。とはいえ、今年第1四半期の指数値が103.3、第2四半期の指数値が103.1でしたので、今年に入って第3次産業の活動レベルは横ばい圏で推移しているという評価が妥当かと思います。

 

 

 この第3次産業活動指数の103というレベルは、長期的にみても、低い水準ということではありません。

 昨年の第1四半期は、消費増税前の駆け込み需要期で指数値も104.4となりましたが、それを除けば、103台になったのは、平成20年第3四半期、つまりいわゆるリーマンショック発生前にまで遡ります。 単純に指数水準だけで言えば、平成27年の第3次産業活動指数は、やっとではありますが、2008年の大きなショックが発生した頃の水準に戻ってきたということができるかと思います。

 この平成22年基準となった全産業活動指数や第3次産業活動指数の推移をみると、2008年の経済ショック後、日本の産業活動は、モノからサービスへのシフトが一段と進んできたと言って良いかと思います。

 

◎ミニ経済分析

鉱工業指数と第3次産業活動指数からみた平成27年7~9月期の産業活動|その他の研究・分析レポート|経済産業省

 

◎各種指数の説明資料

 

 

<<GDPの変動において個人向けサービスが重要であるという点を分析した資料>>