経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

9月の生産能力指数は、前月比横ばい。内訳の機械工業、非機械工業のそれぞれ横ばいと、9月は、生産能力指数の動きの乏しい月。

 9月の生産能力指数は95.1で、前月比横ばいとなりました。

 生産能力については変化の乏しい月で、上昇業種は情報通信機械工業の1業種です。

 ただ、この生産能力の上昇については、海外生産分を国内に移管することによる能力増強というお答えをいただいているところです。

 

 9月の生産能力低下業種は、「はん用・生産用・業務用機械工業」、電子部品・デバイス工業、非鉄金属工業でした。「はん用・生産用・業務用機械工業」は、2か月連続の低下となっており、少し生産キャパをセーブしてきています。

 電子部品・デバイス工業は、5か月ぶりの前月比低下であり、9月以降の生産・出荷増に向けて生産能力を整えてきたところ、生産・出荷が始まって一旦、生産能力を(実需にあわせて)整理したというように、数字の動きからは解釈できます。

 全体的に動きが小さく、機械工業の生産能力も、前月比低下した業種が複数ありましたが、情報通信機械工業が前月比上昇していたので、全体としては横ばいとなっています。非機械工業でも同様に、前月比横ばいでした。

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 海外現地法人の設備投資が頭打ちになりつつありますが、他方、投資関連のサービス、資本財の出荷状況、機械受注統計の動静など、今後の国内の設備投資がどうなるかをみる上での関連指標は万全とは言えません。

 9月は横ばいですが、非機械工業では、構造的な生産能力の低下が生じており、稼働状況の変化によらず低下していることが非機械工業の「能力-稼働率循環図」をみると分かります。となると、機械工業の稼働状況が改善し、能力増強へとつながる動きが是非始まって欲しいものです。

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◎データ冊子

 

◎図表集

 

◎生産能力・稼働率指数 説明資料

 

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