経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

生産財が、輸出向け/国内向けの出荷において前月比上昇の先導役。国内向け出荷では、建設財の出荷も好調。輸出では、化粧品なども好調。

 平成27年9月の出荷内訳を需要用途別の財別分類で見てみます。

 まず、輸出向け出荷の財別分類の動きです。

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 9月の輸出向け出荷を大きく引き上げたのは生産財で、前月比3.6%上昇(製造業の部品や原材料だけを抜き出した鉱工業用生産財では、前月比4.3%上昇)です。電子部品・デバイス工業の集積回路や電子部品が伸びたことが大きく影響しています。

 寄与、影響度合いは大分落ちますが、非耐久消費財の輸出向け出荷も好調で、前月比8.7%上昇です。この非耐久消費財の輸出には、化粧品(化学工業)、プラモデル(玩具)が貢献しています。

 

 逆に、輸出向け出荷においては、資本財の低下寄与が大きくなっています。最も大きな低下寄与となっているのは輸送機械工業ですが、これは船舶の輸出の低下によるものです。資本財のうち、「はん用・生産用・業務用機械工業(前月比1.4%)」や電気機械工業は、一時期の好調さ程ではないですが、9月も堅調に推移しています。

 次に、国内向け出荷の財別分類の動きです。

 

 一方、国内向け出荷を見てみると、生産財、建設財が上昇寄与となっています。

 生産財はやはり電子部品・デバイス工業関係の財が伸びているほか、鉄鋼業関係の財でも国内向け出荷が伸びていました。建設財では、橋りょうやガス風呂釜といった財の出荷が好調でした。

 

 国内向け出荷、輸出向け出荷ともに、9月は電子部品・デバイス工業を中心とする生産財の出荷が好調で、逆に資本財の勢いが悪いという結果になっています。
 輸出向け出荷については、これらに加えて、消費財の出荷が伸びていました。他方、国内向け出荷では、建設財は好調なのですが、消費財、特に耐久消費財の出荷が芳しくありませんでした。

 

◎鉱工業出荷内訳表・総供給表

 

◎概要資料

 

◎図表集

 

◎バランス表紹介スライド

 

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