経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成27年第2四半期の出荷海外比率、逆輸入比率や海外市場比率をみると、やはり輸送機械と電気機械の2工業が、他業種と比べてグローバル化が進んでいることが分かる。

 日系製造業の海外現地法人の販売額を指数化した海外出荷指数の業種別の動きを見ていきます。

 平成27年第2四半期の海外出荷指数は124.4ですが、業種別に見てみると、輸送機械工業の占める割合が49.8%と最も多く、輸送機械工業の海外出荷指数の指数値は、140.2でした。輸送機械工業に次ぐのが電気機械工業(情報通信機械工業、電子部品・デバイス工業、電気機械工業の合計)で、その占める割合は18.2%で、電気機械工業の海外出荷指数の指数値は、113.8でした。
 この2業種で、海外出荷指数のほぼ7割を占めていたいことになります。この2業種以外ですと、化学工業、はん用・生産用・業務用機械工業の占める割合が多くなっています。

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 海外出荷指数の前年同期比に対する業種別の寄与度を見てみると、やはり割合の高い輸送機械工業の寄与が大きくなっており、海外出荷全体の前年同期比7.0%上昇に対し、輸送機械工業の寄与度が5.52%上昇となっています。平成27年第2四半期の海外出荷の伸びの8割近くは、輸送機械工業の伸びによるものであったことになります。
 一方、電気機械工業については、海外出荷指数の前年同期比がマイナス0.8%低下となっているので、海外出荷全体に対する寄与1年ぶりにマイナス寄与となっています。

 化学工業のプラス寄与もありますが、平成27年第2四半期の海外出荷の伸びは、そのほとんどが輸送機械工業の海外出荷の伸びによるものと言って良さそうです。

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 今回より、業種別の出荷海外比率率、逆輸入比率、海外市場比率も計算することとしました。業種間で比較して、この3つの比率が高いのは、いずれにおいても輸送機械工業と電気機械工業です。この2業種は、やはり他の業種と比較して、ビジネスのグローバル化という点で、頭一つ以上抜きんでているということなのでしょう。

 

 

 
 
 
 
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