経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

機械類の生産が8月は低下しており、稼働率も低下している。

 平成27年8月の製造工業稼働率指数は96.0で、前月比▲0.9%低下と2か月連続の前月比低下となりました。

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 8月の鉱工業生産指数が、前月比で▲1.2%低下となっていますので、生産の低下、すなわち稼働率の低下ということになっています。

 

 稼働率指数を機械工業と非機械工業(除.機械工業)で見ると、機械工業の稼働率が前月比▲1.9%低下と全体の低下幅よりも大きく低下しています。

 非機械工業の稼働率も前月比▲0.9%低下ではありますが、8月の稼働率の低下は、機械工業の稼働率の低下による部分が大きいということになります。機械工業の稼働状況は、昨年後半から年初までの高い状態からは様変わりです。

 

 8月の稼働率指数は12業種で前月比低下、横ばい、上昇がそれぞれ1業種ということで、ほとんどの業種で前月比低下ということになります。
(鉱工業生産確報では、食料品・たばこ工業を除く15業種中12業種が生産低下)

 稼働率低下業種の中で、特に製造業全体の稼働率を引き下げていたのは、「はん用・生産用・業務用機械工業」です。

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 鉱工業生産でも、そうですが、いわゆるオフロード規制の経過措置期間が終了し、ショベル系掘削機械等の生産・出荷が「作りだめ」の段階から「在庫取り崩し」の段階に移行して、生産が低下していることによる部分が大きくなっています。

 次いで低下寄与が大きいのが、輸送機械工業です。生産において普通乗用車や普通トラックの生産が低下している影響が、稼働率にもそのまま反映された格好です。

 

◎データ冊子

 

◎図表集

 

◎生産能力。稼働率って何ですか?

 

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/pdf/iip_capa-ope_gaiyou.pdf