経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

「はん用・生産用・業務用機械工業」の生産能力が低下して、8月の生産能力は、前月比低下。ただし、電気機械工業、電子部品・デバイス工業は、生産増加見込みであり、能力も若干ながら上昇させている状況。

 平成27年8月の生産能力指数は95.1で、前月比▲0.2%低下と3か月連続の低下でした。
 生産能力指数は、昨年の8月以降、今年の2月まで前月比マイナスのない月が続いていましたが、3月以降はマイナス基調に変化していました。

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 この生産能力の低下は、非機械工業の生産能力の低下によるものでした。

 しかし、こと8月については非機械工業の生産能力は前月比横ばいで、機械工業の生産能力指数が前月比▲0.4%低下と今年の5月以来の低下ということになっています。

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 8月の生産能力指数の業種別の動きをみると、4業種で低下、3業種で上昇、7業種が横ばいとなっています。

 生産能力低下業種の中で、低下寄与が大きいのは「はん用・生産用・業務用機械工業」でした。8月の生産能力の低下は、ほぼこの業種に属する事業における能力低下によるものと言っても過言ではありません。
 「はん用・生産用・業務用機械工業」では、建機類の生産が当面低下する見込みなのですが、その影響が生産能力の面でも出てきているという状況です。

 電気機械工業や電子部品・デバイス工業では、生産能力を増強する動きが続いています。この2業種は、生産予測調査で9月、10月と2カ月連続の生産上昇予測となっていますので、生産増加見込みあわせて、足元で生産基盤の強化がなされているようです。

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◎データ冊子

 

◎図表集

 

◎生産能力・稼働率って、何ですか(生産能力・稼働率指数の説明スライド)

 

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikaisetsu/pdf/iip_capa-ope_gaiyou.pdf