経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

対個人サービスは前月比マイナス、対事業所サービスは前月比プラス。対事業所サービスは、回復基調。

 8月の第3次産業活動指数の対事業所/対個人のサービスの別について、見ていきます。


 7月の「広義対個人サービス」指数は、指数値104.7、前月比▲0.3%低下と2カ月連続の低下でした。同じく「広義対事業所サービス」指数は、指数値101.6、前月比0.5%上昇と2か月ぶりの上昇でした。2か月ぶりとは言っても、7月の対事業所サービスは前月比横ばいですので、この3か月間はマイナスなしで推移していることになります。
 第3次産業総合の前月比0.1%上昇に対する寄与では、対事業所サービスのプラスが、対個人サービスのマイナスを補って、全体としてはプラスということになります。

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 広義対個人サービスの内訳を見てみると、生活必需的な性質が強い「非選択的個人向けサービス」が2カ月連続の前月比マイナスの▲0.3%低下で、この逆である「し好的個人向けサービス」も、3か月ぶりに前月比マイナスの▲0.4%低下となりました。 

 

 8月の対事業所サービス、対個人サービスも水準としては、増税後の平成26年や平成26年度はいうに及ばず、平成25年の水準を超えているので、平年水準より少し高い状態にはなっています。

  しかし、対事業者サービスが春先の落ち込みから回復路線にあった一方で、対個人サービスは5月、6月の前月比上昇を挟んで、ここ2カ月勢いが悪くなってい ます。特に、所得環境や天候等の要因で変動しがちなし好的個人向けサービスが、6,7月を挟んで再び8月に前月比低下になってきていることが気になりま す。

 

◎データ冊子

 

◎3次指数図表集