経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

9月の生産見込みは、「ほぼ横ばい見込み」で、実績は前月比マイナスか?10月は、機械工業の生産予測が強きとなっているが・・・・

 9月の予測調査の結果ですが、9月見込みの前月比は、0.1%上昇が見込まれており、10月予測の前月比は4.4%上昇予測となっています。

 9月の見込みについては、かろうじて前月比プラスではありますが、前回調査からは▲2.4%マイナスとなっているので、水準としては高くありません。

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 9月の見込み値は、昨年9月の実績からも▲3.5%マイナスで、昨年の9月の生産がV字回復であり、前年同月比0.9%上昇していることを加味しても、見込み生産の水準は高くありません。
 通例では、ここから更に実績で下方修正されますので、そうすると前月比がマイナスとなる公算が大きいと思います。

 

 9月の生産見込みを引き上げているのは、電気機械工業、情報通信機械工業、化学工業です。電気機械工業については、8月生産分の後ろ倒しと一部品目(エアコン)での出荷増が8月にあり、それを受けての増産ということだそうです。情報通信機械工業は、8月の見込みから実績への落ち込みが大きい業種ですが、8月の納期後ろ倒し分がそのまま9月の見込みに上乗せされている感じです。化学工業については、定期修理明けによる生産増ということのようです。

 10月の予測については、前月比4.4%上昇と前回の8月分の見込みにもまして大きな上昇予測になっています。「はん用・生産用・業務用機械工業」、輸送機械工業、電気機械工業などが生産を上に引き上げています。これらが本当に実現するかどうかは慎重に見ていった方が良いと思います。
 なお、電子部品・デバイス工業の先行き見通しは、2カ月連続前月比上昇となっていますが、その予測生産量は、昨年の同月の実績と比較してマイナスとなっており、今後の方向感はまだしも、水準としては昨年並みにはならないという予測結果になっています。

 

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