経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

鉱工業生産は前月比マイナス、第3次産業は前月比プラスで、その両者の統合指数は7月前月比横ばい。

 第3次産業活動指数と鉱工業生産指数(確報値)をそれぞれが産業全体に占める「重み」で加重平均して、ほぼ産業活動の9割をカバーする統合指数を計算しています(べさらに、月の下旬には、建設業活動指数も加味した全産業活動指数も公表しています)。

  

 今回公表の7月分から、第3次産業活動指数も平成22年基準となったことから、鉱工業生産指数と基準年がやっと同じになりました。

 これまでの「統合指数」では、鉱工業生産指数を平成17年基準指数と整合するように水準調整していましたが、7月分からは、統合指数も平成22年基準に移行し、より現在の時点にマッチした指標に改善することができました。

 

 7月の統合指数は、鉱工業生産は前月比低下となりましたが、第3次産業活動が前月比上昇しているので、前月比横ばいの指数102.0となりました。

 第3次産業活動指数の動きと比較すると、まだ下がり気味という印象です。

 これは、加重平均の相手方である鉱工業生産が、相対的に第3次産業よりも弱含んできたからです。f:id:keizaikaisekiroom:20150917110620p:plain

 

 実は、今年の統合指数の7回のうち、7月を除く6回は鉱工業生産と第3次産業の前月比寄与が同じ向きを向いていました。しかし、この7月では、鉱工業生産は前月比マイナス、第3次産業活動は前月比プラスと方向感で袂を分かちました。

 8月の生産予測調査では、前月比プラスが見込まれていましたが、8月以降の第3次産業活動指数と鉱工業生産指数が揃って前月比でプラスとなってくれるのか、注視かと思います。

f:id:keizaikaisekiroom:20150917111208p:plain

◎データ公表冊子

(冊子22ページの統合指数のデータを掲載)

 

◎ポイント資料

 

◎図表集

(23、24ページに統合指数のグラフを掲載)