経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

7月の財別の出荷内訳では、国内向けの生産財出荷が大きく落ち込んでいた。

 7月の出荷内訳を需要用途別の財別分類の前月比(寄与度)で見てみます。

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 7月の国内向け出荷を大きく引き下げたのは、生産財で、前月比▲2.6%低下となりました。

 鉱工業生産が停滞したり、発電量が低下したりと、事業活動への原材料投入が減少した形です。国内向け出荷の前月比低下は、ほぼ生産財の低下によるものと言って良いと思います。

 最終需要財の中では、資本財、建設財、そして耐久消費財の国内向け出荷は前月比上昇です。

 非耐久消費財は、国内向け出荷も輸出向け出荷(非常にウェイトは低い)も7月は前月比低下です。非耐久消費財の出荷は、今年の第2四半期に高くなっていましたので、その水準からの反動減といった面が出てきているのかもしれません。

 7月の財別の国内向け出荷では、企業、家計が日々利用する生産財非耐久消費財の出荷が悪く、企業や家計が資産的にストックとして利用する投資関連の財や耐久消費財の出荷が伸びていました。最終需要財に対する需要は出てきていますが、在庫調整のために生産は抑制されており、そのため生産財の出荷がふるわず、国内向け出荷の不調を招いているという様相です。

 

 輸出向け出荷では、非耐久消費財のみが前月比で低下しており、それ以外の財分類は前月比で上昇していました。寄与としては、最終需要財、つまり完成品の輸出の寄与の方が、原材料や部品である生産財の寄与よりも大きくなっています。

 

 輸出向け出荷の上昇はあるものの、国内向けの生産財出荷の大きな低下によって、出荷全体が押し下げられた格好です。

 

◎結果の概要

集計結果又は推計結果|鉱工業出荷内訳表、鉱工業総供給表|経済産業省

 

◎データ冊子

 

◎ポイント資料

 

◎図表集

 

◎バランス表をちょっとながめてみました

(前提知識なしで分かる出荷内訳表、総供給表の説明資料)