経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

7月は出荷全体は前月比マイナスだが、輸出向け出荷は2か月連続の上昇(鉱工業出荷内訳表7月分)

 平成27年7月の鉱工業出荷確報値は、96.2、前月比▲0.4%低下と2カ月ぶりの低下でした。

 この鉱工業出荷指数と貿易統計を再編集して、国内生産されたものが国内と輸出のどちらに向けられているか、そして国内市場にどれだけ国産品と輸入品が供給されているのかを示す指標として、出荷内訳表と総供給表を作成しています。 

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 平成27年7月の出荷内訳表をみると、輸出向け出荷は指数値102.6、前月比4.3%上昇で、2か月連続の上昇です。一方、国内向け出荷指数値94.6、前月比▲1.6%低下で、6月に5カ月ぶりに前月比上昇に転じたものの、7月に再び前月比低下に転じてしまいました。

 7月では、輸出向け出荷は6月に続いて好調でしたが、国内向け出荷が不調で低下となっています。

 

 月々の変動を均して基調的な動きを把握するため、出荷内訳表の各指数の3カ月移動平均を見てみます。

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 出荷全体の低下幅は、4月前後(3,5月)の落ち込みからは小幅なものになる様相でしたが、7月までの3カ月の平均では再び低下幅が拡大しています。

 また、2月以降、低下方向への寄与となっていた輸出向け出荷ですが、7月前後にはほぼ低下寄与が無くなっています。

 国内向け出荷が主な出荷の低下の要因となっている状況です。

 基調的にみると、輸出向け出荷は、年初2月からの落ち込みを脱し、前月比横ばい程度の動きに戻ってきていますが、7月の国内向け出荷は、引き続き弱含んでいると言わざるを得ません。

 

◎結果の概要

集計結果又は推計結果|鉱工業出荷内訳表、鉱工業総供給表|経済産業省

 

◎データ冊子

 

◎ポイント資料

 

◎図表集

 

◎バランス表をちょっとながめてみました

(前提知識なしで分かる出荷内訳表、総供給表の説明資料)