経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成27年7月の鉱工業生産、出荷はともに2カ月ぶりに前月比低下、在庫は減少。生産調整の月だった。

 平成27年7月の「生産」は,季節調整済指数97.7,前月比▲0.6%低下と2か月ぶりの前月比低下となりました。
 7月実施の生産予測調査では、7月見込み生産は、前月比0.5%上昇でしたが、通例、実績は見込みから1%以上低下することが多いので、前月比0.5%上昇だと、実績段階ではマイナスの可能性がありました。7月実施の見込み値からの低下は、その範囲内での低下でしたしたので、意外感はありません。

 

 今年に入って鉱工業生産は、1月に指数102.1、前月比4%以上の上昇となった後、あまりに高い1月の水準からの反動で2月、3月と2か月連続の前月比低下、その後前月比はプラスとマイナスを行ったり来たりしている状態です。
 前年同月比を見てみると、7月の生産の前年同月比は0.2%上昇とはなっていますが、そもそも昨年の7月の前年同月比は▲0.5%低下で、一昨年の水準よりも落ち込んでいます。一昨年、平成25年7月と比較すると、今年の7月の鉱工業生産の水準は、▲0.3%低下となり、その水準を高いということはできません。

 

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 7月の出荷についても、指数値96.3、前月比▲0.3%低下と、生産同様に2か月ぶりの低下となりました。
 前年同月比も▲0.7%低下、一昨年の平成25年7月との比較では▲1.2%低下となるので、水準も芳しくないことになります。

 

 とはいえ、生産の低下の方が、出荷の低下よりも大きいため、在庫指数は、2か月ぶりに前月比▲0.8%低下となりました。前年同月比は2.7%上昇であり水準は決して低くはありませんが、前年同月比上昇幅は、今年に入って最も低くなっており、在庫については方向感としては、下がる方向になっています。

 また、在庫率については、2か月連続の前月比低下となっています。

 7月は、生産調整の月であったと言えるかと思います。

 

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