経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

稼働率・生産能力も堅調な機械工業に対し、生産設備を廃棄しつつも稼働率が回復しない非機械工業

 稼働率や生産能力の推移を見ると、機械工業と非機械工業の違いが顕著になってきています。

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 機械工業の稼働率は、4月の横ばいを挟んで今年に入って前月比低下基調で2月から前月比プラスがありませんでしたが、5か月ぶりに前月比1.3%上昇と6月はプラスに転じています。

 機械工業の生産能力も今年の3月に▲0.1%低下がありますが、それを除けば昨年の8月以降生産能力は増加基調であり、今年の1月から前年同月水準を上回る状態が続いています。

 

 一方、非機械工業では、稼働率は3か月連続の前月比低下であり、6月は前月比▲0.6%低下となっています。

 生産能力もひと月おきに前月比横ばいが挟まりながらも、昨年9月以降前月比マイナス基調です。

 そもそも、それ以前も非機械工業の生産能力は昨年5月から8月まで前月比横ばいで、遡ると昨年2月まで前月比で生産能力が増加した月はありません。つまり、昨年3月以降既に1年以上、非機械工業の生産能力は増えていないことになります。

 

 まとめれば、非機械工業は、生産能力は長期低落傾向が継続する中で、ここ半年ほどは稼働率も低下してきている状態ですが、機械工業は、着実に国内拠点の生産能力を増やしてきており、今年1月の非常に高い稼働率からすると低下傾向が続いていましたが、6月には稼働率の前月比低下も一旦止まりました。

 機械工業においては、第2四半期は少し稼働状況に一服感はあったものの、生産能力増強を続けており、堅調な推移となっているということになります。

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