経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

バス業とタクシー業とで、その活動レベルに大きな違いがある(バスは好調、タクシーは低迷)

 こちらのエントリーで、バスの国内生産が好調で、在庫水準も低いことをご紹介しています。

keizaikaisekiroom.hatenablog.com

  

 バスの車両に対する需要は堅調な訳ですが、そこで、バスを運行するバス旅客運送業の活動状況を、第3次産業活動指数のバス業活動指数の動きで見てみます(四半期単位、最新は2015年第1四半期まで)。

 下記のグラフでは、青い線がバス業の活動量を、赤い線がタクシー業を表すようにしていますが、この2つの業種の動きが相当異なることが分かります。

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 タクシー業は、いわゆるリーマンショックによる世界的な景気後退以降、長期低落傾向にあります。
 一方、バス業は、リーマンショックおよび東日本大震災の際に活動を低下させましたが、傾向的には上昇基調であり、すでに今年の第1四半期の活動指数は、リーマンショック前のピーク時の水準を、かなり超過している状態です。

 貨物運送(鉄道、航空を含む)に比べると、旅客運送(鉄道、航空を含む)は低迷していますが、それでも東日本大震災以降は、上昇基調で進んでいます。
 その中でも、バス業は、目下非常に好調ということができ、タクシー業の長期下落傾向とは対照的な動きとなっています。

 このようなバス業の好調さが、バスの好調な生産、低い水準の在庫ということに繋がっていることになります。

 

 最新の第3次産業活動指数の結果は、こちらになります。

最新結果の概要|第3次産業活動指数|経済産業省

 

◎最新5月分の第3次産業活動指数図表集

 

◎データ冊子

 

◎ポイント資料

 

◎3次指数の冊子の見方/使い方