経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

5月の第3次産業活動指数では、事業所向けサービスが変調を来しているようです。

 平成27年5月の第3次産業活動指数では、全体が3か月連続で前月比低下となりつつも、個人向けサービスは堅調に推移していました。

 翻って、多少調子に変調を来しているのが、事業所向けのサービスです。

「広義対事業所サービス」は、第3次産業総合と同じく昨年の5月から今年の2月まで、前月比がプラス、ないしは横ばいでしたが、今年3月、そしてこの5月と、前月比が低下しています。

 昨年の消費増税後に第3次産業活動指数の回復をけん引したのは「対事業所サービス」なのですが、その事業所向けサービスの方向感が少し変わってきたように見えます。


 確かに、4月の「広義対事業所向けサービス」は前月比プラスですが、プラス寄与の大部分は土木・建築サービス業で、この業種以外では事業所向けサービスも全体的に好調であったとは言いにくい面があります。

 5月の土木・建築サービスが低下に転じたことが、5月の対事業所サービスの前月比低下に作用していることは間違い有りませんが、その影響度は全体を通じて圧倒的ということでもなく、やはり事業所向けサービス全体の方向感が低調になっているようです。
 鉱工業生産指数も5月は2か月ぶりの低下で、今年2月以降不調な国内向け出荷を補っていた輸出向け出荷が5月には大きく前月比低下となるなど、鉱工業の活動レベルが多少落ちてきています。

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 この動きと併走する形で、サービスの分野においてもBtoBのサービスビジネスの勢いが少し落ちてきているようです。対事業所サービスから、個人向けサービスへのバトンタッチがうまく行くことを期待したいところです。

 

最新結果の概要|第3次産業活動指数|経済産業省

 

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