経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

グローバル出荷指数に試験的に季節調整を施し前期比を見てみる

 グローバル出荷指数では、第1四半期に原指数の値が高くなる傾向(季節変動)があるようです。そのため、原指数について、単純に前期と比較することはできません(第1四半期の値が高くなりやすいので、毎年第1四半期に前期比が上昇するのは当たり前ですし、第2四半期に前期比が下がるのも当たり前で、その原指数の前期比だけでは、その期の活動量が活発であったか評価できません)。

 そこで、グローバル出荷指数について、試験的に代表的な季節調整方法(季節変動を均す技法)である「X12-ARIMAの11-default」で季節調整を施してみました。


 平成27年Ⅰ期の原指数は107.4、季節調整済み指数は105.8となりました。今年の第1四半期は、平均的な第1四半期よりは、グローバル出荷は若干低かったようです。

 この季節調整済みのグローバル出荷指数の前期比を見てみると、平成24年Ⅳ期の景気の谷から回復し、平成25年Ⅰ期から5期連続で、前期比プラスでした。
 しかし、平成26年Ⅱ期では、消費増税直後ということもあり、前期比▲2.1%低下となりました。

 そこからグローバル出荷指数は回復し、今年Ⅰ期は0.4%上昇と3期連続前期比上昇となっています。海外出荷と輸出向け出荷(国内出荷の内数)によって、日系製造業のグローバルな出荷は、今年の1-3月期までは前期増加で順調に推移していたようです。

f:id:keizaikaisekiroom:20150720175001p:plain

 

◎ミニ経済分析

http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini026j.pdf

 

◎スライドシェア

 

youtube

www.youtube.com