経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

グローバル出荷指数における輸送機械工業と電気機械工業の動きの違い

 これまでのエントリーで、輸送機械工業と電気機械工業のグローバル出荷指数の動きを見てきました。

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 そこで、この両業種のグローバル出荷指数の動きの違いをまとめてみます。

 輸送機械工業、電気機械工業ともに、リーマンショック後の低下圧力が最も強かった平成21年Ⅰ期を底に、グローバル出荷指数の回復を見せました。

 平成22年の相対的に安定した回復過程において、電気機械工業は国内出荷主導の回復であしたが、輸送機械工業では海外出荷の寄与が相対的に大きかったという違いが、まず指摘できます。


 次に、東日本大震災後の両業種のグロバール出荷指数の動きには、大きな違いがあることも指摘できます。
 電気機械工業では、東日本大震災の影響が出た平成23年後半の落ち込み幅が、輸送機械工業に比べて半分程度に留まっています。
 電気機械工業では、震災後の落ち込みが小さかったこともあり、翌平成24年に入っても前年同期比低下が継続していました。特に、継続的に国内出荷が低下しています。
 輸送機械工業では、東日本大震災後の一時期、前年同期比2割を超える大きな落ち込みを経験しています。
 しかし、翌平成24年に入ると、国内出荷を軸に前年同期比4割上昇という期もあるほどに回復しています。

 今年1-3月期のグローバル出荷指数のレベルを比較すると、電気機械工業のグローバル出荷は、かろうじて震災前の水準を保っている状態です。

 一方、輸送機械工業では、海外出荷の大きな上昇もあって、震災前の水準からグローバル出荷指数をが大きく増加しています。

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