経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

5年前を100として、3%増加に留まった、今年1-3月期の電気機械工業のグローバル出荷指数

 先のエントリーでは、輸送機械工業のグローバル出荷指数の動きを検討しました。

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 では、日系製造業の海外現地法人の活動の存在感が、輸送機械工業に次いで大きい電気機械工業のグローバル出荷指数の動きのについて検討してみます。

 まず、電気機械工業のグローバル出荷指数ですが、平成22年、つまり5年前を100として、平成27年Ⅰ期では102.9という値になっています。5年で約3%弱の上昇に留まっています。
 その中で、海外出荷指数は125.8、国内出荷指数は94.5となりました。
 海外出荷指数は、大きな方向としては上昇傾向ではありますが、今年のⅠ期についてだけみてみると、例年のⅠ期の前期比減少よりも大きめの減少となっています。

 国内出荷指数については、消費増税の反動減などから26年Ⅱ期に低下しましが、その後再び増加し、昨年後半から緩やかな回復傾向ではあります。ただし、その水準は、5年前の水準を下回っています。

 
 平成27年Ⅰ期の電気機械工業のグローバル出荷指数は、前年同期比6.3%上昇でした。この前年同期比上昇分に対し、海外出荷の寄与は4.9%ポイント、国内出荷の寄与は1.4%ポイントでした。
 今年1-3月期の電気機械工業のグローバルな活動の成長は、その多くが海外拠点の活動量の増加によるものであったことが分かります。とはいえ、輸送機械工業とは異なり、国内出荷指数の前年同期比は決してマイナスではありませんでした。
 というのも、昨年後半の日本国内の鉱工業生産を先導していたのは、スマホ向け(一部は車載向け)の電子部品や内外の設備投資に利用される電気設備でしたので、こういった分野は輸出も含めて国内の活動量、出荷量が多かったからです。

 

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◎ミニ経済分析