経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

輸送機械工業のグローバル出荷指数の推移、今年1-3月期は5年前の2割増

 先のエントリーでは、グローバル出荷指数の業種別の動きをみて、輸送機械工業と電気機械工業の海外現地法人の存在感が大きいことを確認しました。

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 ここでは、そのうちの輸送機械工業のグローバル出荷指数の動きを見ていきたいと思います。

 平成27年Ⅰ期の輸送機械工業のグローバル出荷指数は、118.7でした。平成22年を100とした値ですから、日系輸送機械工業を世界全体での視点からみると、5年前から2割弱ほど出荷数量が増えていることになります。
 その中で、海外出荷指数は141.5、国内出荷指数は103.8となりました。
 海外出荷指数は、昨年Ⅱ期に低下したが、その後上昇に転じ、水準も過去最高レベルで、5年前の基準年からすると、4割以上増えています。

 一方、国内出荷指数は、昨年Ⅰ期の水準にも戻れていない状態で、5年前からもあまり増えていないことになります。

 

 平成27年Ⅰ期の輸送機械工業のグローバル出荷指数は、前年同期比1.5%上昇でした。この前年同期比上昇分に対して、海外出荷の寄与は3.8%ポイント、国内出荷の寄与は▲2.4%ポイントでした。

 日系輸送機械工業の世界全体における活動は前年同期比プラスなのですが、国内拠点の活動は、昨年の駆け込み需要期との比較になることもありマイナス方向への寄与、つまり昨年の水準より低い状態です。

 一方、海外拠点の活動が増加しているので、世界全体としてはプラスになっています。

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◎ミニ経済分析