経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

今年第1四半期、日系製造業海外現地法人の活動は、過去最高に!

 日本の製造業企業の国内活動と海外現地法人の活動を再編集して、日本製造業のグローバルな活動を表す指標として作成されているのが、製造業グローバル出荷指数です。

 平成27年Ⅰ四半期の製造業グローバル出荷指数は、107.4となりました(平成22年=100)。

 その中で、海外出荷指数は130.7、国内出荷指数は100.1でした。国内出荷が、5年前の基準年並であったことに対し、 海外出荷指数は、引き続き上昇傾向で推移しており、いわゆるリーマンショック後の底である平成21年Ⅰ期の71.8からは、8割増しとなっている状況です。

 

 平成27年Ⅰ期のグローバル出荷指数は前年同期比0.8%と7期連続の上昇でした。 その内訳をみると、国内向け出荷が、前年の駆け込み需要との対比となることもあり、前年同期比▲4.3%と3期連続の低下でした。一方、日本国内からの輸出向け出荷が、前年同期比6.3%と3期連続の上昇で、1-3月期まで堅調に推移していました。

 しかるに、さらに海外出荷は力強く推移しており、前年同期比9.2%と、平成23年の東日本大震災後13期連続の上昇となっています。

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 平成27年Ⅰ期の製造業グローバル出荷指数の前年同期比0.8%上昇に対し、海外出荷の寄与は2.5%ポイント、国内出荷の寄与は▲1.7%ポイントで、今年の1-3月期の前年同期比上昇は、やはり海外出荷によるものでした。
 消費増税の駆け込み需要の反動で、3期連続で国内出荷は低下寄与であ、その動きも上下動も大きいのですが、東日本大震災後、海外出荷の寄与の方は、安定的にプラスで推移しており、日系製造業の活動を下支えしていると言えます。

 
◎ミニ経済分析