経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

平成27年1~3月期のフードビジネスインデックスは、97.5(前期比▲0.2%)と2期ぶりの低下。

 ここからは、フードビジネスインデックスの四半期の動きを見ていきます。

 平成27年1~3月期のフードビジネスインデックス(全体)は、2010年=100として、97.5(前期比▲0.2%)という水準で、2期ぶりの低下となりました。ただ、低下とは言っても、ほぼ横ばいに近い状態ではあります。


 内訳となる「食料品流通業」、「食料品工業」は平成26年7~9月期以降、上昇しているものの、昨年の増税直後は上昇した「飲食サービス業」が水準を大きく下げています。

 

 次に、食料品工業の四半期の動きを見ていきます。

 平成27年1~3月期の「食料品工業」は97.8(前期比1.0%)で、3期連続の上昇となります。
 消費増税をはさんで動きにあまり変化のなかった「肉製品」が、引き続き基準年を上回る水準で推移しています。一方、「酒類」は増税による反動減から回復しつつあるものの、水準は依然として基準年よりも低い状態が続いています。

 
 「食料品流通業」の平成27年1~3月期は、98.1(前期比0.5%)と、こちらも3期連続の上昇ではあります。とはいえ、消費増税直後の昨年4~6月期の落ち込みが大きく、そこからの回復ですので、上昇して当然という面もあります。
 「飲食料品卸売業」では、増税後の回復が感じられるものの、より消費者に近い「飲食料品小売業」では、昨年末から、上げ渋っている状態のように見えます。

 
 平成27年1~3月期の「飲食サービス業」は96.8(前期比▲2.3%)と低下しています。昨年後半の7~9月期から、前期比低下傾向が続いています。
 長期的に低迷している「パブレストラン、居酒屋」のほか、「食堂、レストラン、専門店」も昨年後半から低下しています。昨年後半までは、上昇傾向にあった持ち帰り弁当や宅配サービスを含む「ファーストフードおよび飲食サービス」も、今年の第1四半期には前期比低下となり、ウェイトの小さい喫茶店以外の系列がマイナス方向になりました。
 飲食サービスについては、価格変更もなされており、多少抑制気味の動きとなっています。