経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

今年4月の専門量販店3業態は、昨年4月との比較で10%近くの増加、ドラッグストアの増加幅が大きい

 今年4月の専門量販店3業態の販売額は、そろって前年同月比で大きく増加していました。3業態の販売額を単純に合計した額は、昨年4月との比較で前年同月比9.6%の増加となっています。

 

 まず家電大型専門店の4月の販売額は、 3,166億円と前年同月比10.3%の増加となりました。商品分類等でみますと、販売構成比で4割ほどを占める生活家電が増加したことで、全体の販売額が増加していました。ただし、パソコンやゲーム機などの情報家電は、全値同月比18.3%減少となっており、家電量販店の販売額を下押ししていました(昨年は、駆け込み需要に加え、基本ソフトのバージョンアップによる買い換えによって、販売台数が多かった影響がまだ続いているそうです)。

f:id:keizaikaisekiroom:20150610212235p:plain

 

 ドラッグストアの4月の販売額は、3,989億円と前年同月比12.6%の増加となりました。商品分類等でみますと、食品、ビューティケア(化粧品・小物)などが増加していました。鉱工業生産・出荷では、4月速報の化学工業において、モイスチャークリームや化粧水(生産前月比上昇品目)、美容液やファンデーション(出荷前月比上昇品目)といった品目が好調でした。こういった化粧品類に支出する「余裕」のようなものが出てきたのかもしれません(勿論、昨年4月は増税による反動減があった月ですので、その月との比較であることに留意は必要です)。

f:id:keizaikaisekiroom:20150610213127p:plain

 

 平成27年4月のホームセンター販売額は、2,829億円と前年同月比4.9%の増加となりました。商品分類等でみますと、家庭用品・日用品などが増加していました。この家庭用品・日用品という分類には、「バス・トイレ・キッチン用品~等」と「住まいの洗剤、防虫剤、トイレットペーパー、~等」が含まれ、いかにも昨年の3月に増税前の駆け込み購入があった商品が並んでいます。ホームセンターの販売額の増加幅は、家電大型専門店やドラッグの10%を超える増加幅からすると、多少見劣りします。ホームセンターの場合には、4月の前年同月比増加は、昨年4月の落ち込みからの反動増分が多いということなのかも知れません。

f:id:keizaikaisekiroom:20150610213954p:plain

f:id:keizaikaisekiroom:20150610213738p:plain

 

 
◎スライドシェア