経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

第3次産業活動指数も四半期単位では、3期連続の前期比上昇であり、基調的には持ち直しの傾向を維持している

 第3次産業活動総合の指数を四半期で見ると3期連続の上昇で、その上昇幅は維持されています。

 今年に入って、選択性の強いし好的個人サービスが2か月連続で前月比上昇となっていることから、個人や家計の消費行動は堅調といえるかと思います。やはり、3月の第3次産業活動は、「持ち直し」の動きを続けていると言えるかと思います。

f:id:keizaikaisekiroom:20150519155126p:plain

 

 他方、第3次産業活動指数総合が11か月ぶりに前月比低下となったことには、対事業所サービスが同じく11か月ぶりに低下したことが響いています。輸出や更新投資が活発化して、金融取引や企業間の卸取引が上昇してきたため、昨年の消費増税後の第3次産業活動指数の回復を牽引してきたのが、対事業所サービスの方でした。

3月の対事業所サービスの久々の前月比マイナスが、何らかの転換点を意味しているのか、4月以降の数値を注視していくことが必要です。

また、事業活動、企業間取引から個人のサービス消費へと、「牽引役」のバトンタッチがうまくいくかも、観察してきたいと思います。

 

 この3月分の第3次産業活動指数のほか、産業の8割をカバーする産業活動「統合」指数、製造業の稼働状況の指標である稼働率指数や国内鉱工業出荷と貿易統計を再編集して、国内取引と貿易取引を比較できるようにした鉱工業出荷内訳表など、3月の産業活動についての指標をグラフ化した資料集を作成しておりますので、ご活用ください。

 
◎ポイント資料

 
◎データ冊子

 
◎データ冊子の見方/使い方

 
◎パンフレット