経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2月の全産業活動指数は、リーマンショック底打ち後6番目の水準で、駆け込み需要期の一昨年12月に近いレベルに「回復」

経済解析室では、鉱工業生産指数、第3次産業活動指数、そして建設業活動指数などを加重平均し、日本の産業活動全般の活況度合いを毎月推し量る指標として、「全産業活動指数」を作成公表しております。

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/zenkatu/result-2/pdf/hv37913_201502j.pdf


 平成27年2月の全産業活動指数は、指数値97.9、前月比0.1%上昇と7か月連続の前月比上昇となりました。昨年7月の前月比横ばいを含めると、8 か月連続で前月比マイナスが出現してこない状態となっており、順調に消費増税後の反動減から回復してきていると言えます。
 2月は、鉱工業生産指数、建設業活動指数は前月比低下、第3次産業活動指数は前月比上昇となっていました。鉱工業の輸出向け出荷の落ち込みが大きく、1月の生産の異例な好調さもあり、鉱工業生産は落ち込みましたが、第3次産業の好調さが、それを補った形になります。

 

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 今年2月の指数値97.9というのは、リーマンショックによって、この指数が最低値に落ち込んだ平成21年3月以降では、6番目に高い数値です。6番目 とは言いましても、1~3位は昨年1~3月であり、消費増税前の駆け込み期という特殊事情の下での値です。4、5位は一昨年11月、12月ですが、これも 住宅建築の駆け込み需要と公共事業の盛り上がりによって建設業活動指数が高いレベルにあった時期です。
 これらの時期は、リーマンショック後の「平時」の最高水準の目安である98の水準となっていた時期でした。
 そして今年1月は97.8となり、2月もこの「98.0」という水準に再び到達しつつあります。全産業活動指数は、消費増税後の反動減を払拭しつつあり、今後、リーマンショック前の水準である「100越え」に向かっての継続的回復を期待したいところです。