経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2月は選択性の高い個人サービスも全体を牽引している

 2月の第3次産業活動指数の業種の動きを振り返ると、2月の上昇を牽引したのは、「飲食店、飲食サービス業」「小売業」、それも機械器具小売業やデパート中心の各種商品小売業、戸建住宅売買業、そして娯楽業でした。

 

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 まさに、景気動向や所得動向に左右されやすい嗜好的個人サービスが先導していたことになります。

 対個人サービスでは、すでに高水準になっている非選択的サービスが2月では前月比低下となる一方で、嗜好的サービスが横ばいに踏みとどまりました。
 し好的サービスの前月比を押し下げたのは、六曜の関係で日取りが悪かった結婚式場業と自動車整備、自動車小売といった自動車関係のサービスでした。六曜の問題はそれが解消されれば3月には平常になるでしょうし、自動車の内需については、4月の税制改正が、3月以降の供給側の販売姿勢や家計の需要動向にどのような影響を及ぼしていたか不分明な部分がありますので、各指標を良く見ていく必要があるかと思います。

 2月は、気温が平年並みに戻るという天候要因で需要の減った電気業の低下や医療福祉関連が低下したことによって非選択的サービスは低下しています。

 一方、嗜好的サービスの個々の系列の中には、第3次産業全体の上昇に大きな影響を及ぼすほど、2月に上昇する系列もで始めました。
 対事業所サービスや鉱工業の好調さが、さらに嗜好的個人サービスの上昇にバトンタッチする転機となったのか、今後の指数の動きを見ていきたいと思います。

 

 

◎ポイント説明資料

 

◎参考図表集

 

◎データ公表冊子