経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

横ばいが一回あるが、10か月連続で前月比プラス方向の今年2月の第3次産業活動指数

 平成27年2月の第3次産業活動指数は,指数値100.5、前月比0.3%上昇となりました。これで7か月連続の前月比上昇となりました。

 さらに、昨年7月に前月比横ばいという月が1回挟まれますが、昨年4月に前月比5.6%低下という大きな低下があってから以降では、10か月間前月比がマイナスとならない月が続いています。

 

 一方、2月の前年同月比は、▲0.4%低下となり、昨年の4月から11か月連続で前年同月比マイナスが続いています。

 とはいえ、昨年の1月、2月については、既に増税前の駆け込みが発生していた時期ですので、そこから比べてマイナスということは、いわば当然です。

 そこで、一昨年、平成25年同じ月との比較をしてみますと、2月も平成25年2月比で0.3%プラスとなっており、水準として低いということにならないと思います。

 

 季節調整済指数値自体も、この駆け込みが始まる直前の一昨年12月の100や平成25年第4四半期の100を1月、2月と超えてきていますので、この面からも2月の第3次産業活動指数の水準は、消費増税の影響を脱しつつあると言えるかと思います。

 ちなみに、2月の100.5という指数値は、リーマンショックによる落ち込みが最も激しかった2009年、平成21年3月(指数94.4)以降では、昨年1~3月を除くと、実は最も高い指数値となりました(これに次ぐのは、平成25年5月の100.4)。

 

 2月の第3次産業活動指数は、継続的な上向き基調であり、水準としても消費増税後の落ち込み分を回復していると言えます。

 

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◎参考図表集

 

◎データ公表冊子