経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

国産品供給は低下しているが、輸入品供給が上昇したことにより、2月の鉱工業総供給は微減

平成27年2月の鉱工業総供給は、指数値で105.5、前月比▲0.1%低下と、3か月ぶりの低下とはいえ、小幅の低下となっています。

一方、2月の輸入品供給指数は、指数値で123.3、前月比2.7%上昇と2か月連続の上昇となっています。

昨年7、8月に2か月連続で輸入品供給指数が前月比低下となってからは、12月まで前月比の方向が入れ替わっていました。そのため、輸入品供給が横ばいで推移したように見えます。しかし、今年に入って1月、2月と輸入品供給が前月比で上昇したことから、輸入品供給指数の後方3か月移動平均で基調的な推移をみてみても、今年に入って移上昇してきていることが分かります。

国産品供給の前月比は▲1.0%低下となっており、若干輸入の比率が上昇していることになります。

 

鉱工業総供給の前月比変動への寄与が、国産と輸入のどちらが大きいかを確認するために、国産品/輸入品の各指数の後方3か月移動平均でならして、それぞれの寄与を見てみます。それが下のグラフです。

総供給表のウェイトでは、国産:輸入=4:1で、輸入浸透度も2月単月については24.5%に留まるので、総供給全体の基調的な上昇を支えているのは、やはり国産品供給です。

しかし、今年に入って、輸入品供給の前月比上昇へのプラス寄与が大きくなってきています。国内の鉱工業生産や需要の回復に伴って、輸入が再び増加している様相が見て取れます。

 

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◎ポイント資料

 

◎データ公表冊子