経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

春節前に一気に生産・出荷した電子部品・デバイス工業は、2月の生産には低下寄与

平成27年2月の鉱工業生産低下への影響度合い(寄与)が大きかったのは、「はん用・生産用・業務用機械工業」、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業の3業種です。

 

 この内、電子部品・デバイス工業については、2月19日からの1週間が春節であったことから、その前に、東アジアの各工場への部品類の出荷を済ませるべく昨年12月に生産が急増し、出荷も12月、そして1月に急増しました。

 1月中に出荷するべく、12月末には作りダメのために在庫が増加し、1月には在庫が低下していたことからも、このことが分かります。

 スマートフォン等の電子デバイスの現行モデル生産と新モデル生産の端境期に当たり、春節明けの各最終組立工場の部品需要も一時的に落ちているようです。よって、少し生産・出荷に一服感が出てきているようです。

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 今年2月の生産を大きく低下させた3業種については、受注型製品の生産・出荷が一巡して典型的な反動減が生じた「はん用・生産用・業務用機械工業」、小型乗用車を中心に在庫水準が高く生産調整気味となっている輸送機械工業、春節前出荷とモデルサイクルの端境期の影響で生産・出荷に一服感のある電子部品・デバイス工業のように、三者三様の要因が作用しているようです。 

 

◎データ公表冊子 

鉱工業指数2015年2月速報および製造工業予測調査3月調査結果 from 経済解析室,経済産業省


◎参考図表集 

 

◎ポイント資料