経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

年度内3月前月比低下、年度明け4月は上昇を予測(3月の製造工業生産予測調査 結果)

 2015年3月実施の予測調査の結果ですが、3月見込みの前月比は、▲2.0%低下が見込まれており、4月予測の前月比は3.6%上昇という予測となっています。

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 3月の生産見込みについては、11業種のうち、4業種は上昇見込みですが、7業種は低下見込みとなっています。この3月低下見込み業種7業種のうち、寄与が大きいのは、「はん用・生産用・業務用機械工業」、輸送機械工業、電気機械工業などです。

「はん用・生産用・業務用機械工業」や電気機械工業では、やはり大型の受注型製品の見込みが下がっています。受注が大きく低下しているというよりは、客先への納期が年度明けにずれ込んでいるケースが多いとのことです。

 輸送機械工業については、先ほどの2月の生産でご説明したように、在庫から来る生産抑制が3月も続くということのようです。

 1月については、新車投入効果が見込まれ、生産を大きく伸ばしましたが、結局、販売数がそれほど伸びなかったため、在庫水準が非常に高くなっています。そのため、やはり年度内は生産を抑えるようです。

 逆に、4月の予測については、11業種のうち、7業種が上昇予測、4業種が低下予測となっています。

 この4月の上昇をけん引しているのは、3月の低下要因となった3業種そのままです。特に、「はん用・生産用・業務用機械工業」と電気機械工業の4月予測の伸び率は、二桁増となっており、年度明けに先送りされた生産がそのタイミングで実現するという予測になります。

 輸送機械工業について、そもそも2月の生産計画が元々前月比低下を計画しており、その計画通りに生産しているのですが、その結果的には2月末の在庫が更に高くなりました。そこで、3月の生産計画を大きく下方修正されました。

 そこから、ほぼ4月の生産計画は、2月実績に並に戻すという計画になっています。

「はん用・生産用・業務用機械工業」や電気機械工業については、納期の先送りの可能性は引き続きあるものの、実需があっての4月見込みですので、相応の回復を期待したいところです。

 輸送機械工業については、4月の制度改正の影響があるのかないのか、所得環境の改善の影響など不確定要素が相対的に大きいのではないかと思います。

 

◎データ公表冊子 

鉱工業指数2015年2月速報および製造工業予測調査3月調査結果 from 経済解析室,経済産業省


◎参考図表集

 

◎ポイント資料

 

 

 

 

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