経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

鉱工業指数 2015年2月速報のまとめ ~基調としては、「生産は緩やかな持ち直しの動き」~

平成27年2月の鉱工業指数では、生産、出荷ともに3か月ぶりに前月比低下となり、在庫は微増、在庫率は出荷が落ち込んだので上昇という状態です。
 2月の生産/出荷の低下は、1月の異例の好調さからの反動減という要因が基本としてある元で、「はん用・生産用・業務用機械工業」については、納期が年度明けにずれ込んだという要因、輸送機械工業については在庫積み上がりという要因、電子部品・デバイス工業については春節前に一気に納品した後の一服という要因が、昨年後半の生産好調3業種に三者三様で作用した結果のようです。


 とはいえ、生産や出荷の3か月移動平均を見ると、大きく低下した2月の値が反映される1月分の移動平均の値についても引き続き上昇基調です。

 2月の生産指数の値98.9も、昨年第4四半期の98.3や12月の98.7を上回っており、決して低いということではありません。

 1月と2月を均せば、まだ持ち直し傾向といえます。

 

 予測調査の先行きについては、年度内3月は前月比低下見込みですが、年度明けの4月は前月比3.6%上昇と大きく上昇する予測或いは計画となっています。

 ここ1年ほどの予測と実績の関係からすると、さすがに4月は前月比で上昇するものと思われますが、最大の懸念は、受注型製品の納期遅れがどれ位発生するのかということになるかと思います。

 

 いずれにせよ、基調判断は見込み値よりも、実績の基調的な動きによって判断をさせていただいておりますので、1月2月を均せば、足元上昇傾向であるということなどを踏まえて、2月生産の基調判断については、1月と同様に、「緩やかな持ち直しの動き」のままとしたいと思います。

 

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◎データ公表冊子 

鉱工業指数2015年2月速報および製造工業予測調査3月調査結果 from 経済解析室,経済産業省


◎参考図表集

 

◎ポイント資料