経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

機械工業の生産能力の伸びが目を引く平成27年1月の生産能力指数

平成27年1月の生産能力指数の業種別の動きについては、対象業種14業種のなかで5業種が能力上昇、5業種が能力低下、4業種は横ばいという結果になっています。

上昇業種のうち、「はん用・生産用・業務用機械工業」、電気機械工業、輸送機械工業の3業種の寄与が大きくなっています。

この3業種は、1月の鉱工業生産の生産寄与の大きい3業種で、業況の良い業種は、理屈通りに生産能力を増やして来ていることになります。

 

「はん用・生産用・業務用機械工業」は、昨年9月の横ばいを挟んで、7月以降生産能力の前月比上昇が続いています。

電気機械工業、輸送機械工業でもそろって1月には前年同月比がプラスになっています。
特に、輸送機械工業の生産能力は、昨年1月に能力指数を99.7から95.6に落とし、その後一年間、前年同月比マイナスが続いていましたが、今年の1月に方向が変わったことになります

「生産能力低下一辺倒、能力増加はあっても極限られた業種における一時的な動き」というここ数年間の生産能力指数の動き、傾向からすると、今年の1月の生産能力指数の動きには、生産好調業種を中心に、下落にブレーキが掛かり、上向く兆しがあるということが言えるかも知れません。

なお、機械工業とそれ以外の製造業を対比した生産能力指数を対比してみると、機械工業が昨年の8月以降、毎月生産能力を上昇させている一方で、素材型業種、プラント型業種を中心とする機械工業以外の製造業の生産能力は。昨年8月以降1月まで、横ばいを含んで前月比低下傾向となっています。

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明瞭に好対照となっており、仮に能力増強投資が今後回復するならば、それは好調な機械工業からなのではないかと思わせる、今年1月の能力指数の結果となっています。

 

◎能力・稼働率データ公表冊子

 

◎参考図表集

 

◎ポイント説明資料