経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

美理容業についても第3次産業活動指数で比較してみました

平成27年1月の第3次産業活動指数の結果をご説明する一環で、タクシー業や遊興飲食店の指数についてもご紹介しました。そのエントリに対して、「特に飲食業、理容業などは、26年は25年より1割程度売り上げが落ちていた印象です。」というコメントを頂戴しました。

 

keizaikaisekiroom.hatenablog.com

 

そこで、第3次産業活動指数の内訳の個別業種指数である「理容業」と「美容業」の指数の動きをグラフにしてみました(2012年から)。

 

f:id:keizaikaisekiroom:20150321115157p:plain

 

このグラフを見ると、理容業も美容業(それぞれ後方3か月移動平均)も、昨年4月の消費増税後というよりは、平成25年の後半から指数、つまり活発さが下がり気味になっていることが分かります。
そして、増税直後の落ち込みは第3次産業全体に比べると緩やかですが、6月まで低下傾向で推移し、一旦持ち直しますが、秋口に再び下落するという形になります。第3次産業全体とは、その推移が大部違うようです。

暦年の数値を見てみますと、第3次産業総合の平成26年の前年比は▲0.8%低下ですが、理容業については前年比マイナス▲2.5%低下、美容業についても前年比マイナス▲3.2%低下であり、サービスビジネス全体の落ち込みよりも、低下幅が大きくなっています。

また、指数のレベルについても、第3次産業総合が駆け込み前の平成25年12月の水準を超えている一方で、理容業も美容業もまだそのレベルに戻っていません(理容業 平成25年12月 94.8/平成27年1月 91.0、美容業 平成25年12月 88.6/平成27年1月 87.7 共に後方3か月移動平均)。

やはり、いただいたコメントの通り、理容業や美容業の回復度合いは小さいようです。

ただ、グラフを見る限り、昨年の10月を底として、方向感としては上方に向かっているようです。

  

◎3次指数ポイント資料

 

◎参考図表集

 

◎データ冊子

 

◎冊子の手引き