経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

今年1月の国内向け出荷の水準も前回の景気のピーク時の水準に到達

平成27年1月の国内向けの鉱工業出荷は、指数値で101.6、前月比は4.4%上昇と2か月連続の前月比上昇となっています。

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国内向け出荷指数は、昨年9月の急上昇の勢いが、10月、11月は維持できず、2か月連続低下で大部水準も下がってしまいました。

しかし、昨年12月には、前月比1.5%上昇となり、さらに本年1月も引き続いて大きく上昇ということになりました。

過去の推移を見てみても、国内向け出荷指数が100(基準年2010年=100)のレベルを超えるのは、昨年の1~3月の駆け込み需要期を除けば、平成24年(2012年)4月まで遡る必要があります。

この月は、暫定ではありますが前回の景気のピーク「山」の月です。

ということは、今年の1月の国内向け出荷指数は、前回の景気循環のピークを越えてきたことになります。

また、駆け込み需要前の一種の「平時」として、一昨年、平成25年の第4四半期が、現状を評価する上での一つの比較対象となります。

その3か月の指数は、99.0、99.2、99.8ですが、昨年の4月以降結局、国内向け出荷指数はこのレベルには到達しませんでした。

しかし、1月の国内向け出荷指数は、一気にこれらの指数水準を超えてきたことになります。

 

昨年12月は、9月以来3か月ぶりに、輸出向け出荷、国内向け出荷の両方が、前月比で上昇していましたが、本年1月もその傾向を引き継ぎ、輸出向け出荷、国内向け出荷の両方が前月比で上昇しました。

特に、輸出向け出荷の前月比上昇幅は、現行基準で最も高いものとはなりましたが、ウェイト差を考慮すると、1月の出荷全体を牽引しているのは、国内向け出荷ということになります。

 

◎鉱工業出荷内訳表 結果概要

 

◎鉱工業出荷内訳表 データ冊子