経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

1月の輸出向け出荷指数は、リーマンショック後の最高値を更新(78か月ぶりの高水準)

鉱工業出荷指数と貿易統計を再編集した「鉱工業集荷内訳表」の平成27年1月分を3月6日に公表しております。

鉱工業出荷全体のうち、輸出向け出荷の指数値は112.6、前月比9.3%上昇となりました。輸出向け出荷指数の指数値が110台となるのは、平成20年(2008年)7月の110.2以来で、6年6か月ぶり(78か月ぶり)です。

この1月の輸出向け出荷指数が到達した水準は、リーマンショック東日本大震災を挟んだ期間全体を遡るほどの久方ぶりの高水準ということになります。

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平成25年の輸出向け出荷指数の指数値が97.2、平成26年の輸出向け出荷指数が98.6、そして輸出が大きく伸びた昨年の第4四半期の指数値でも103.6ですので、1月の輸出向け出荷指数の112.6という水準が、近年にない水準であることが、この面からもお分かりいただけるかと思います。

1月の輸出向け出荷指数の前月比上昇幅の9.3%上昇も現行の2010年基準の対象となる2008年以降では、最も高い伸び率となりました。

今年の1月の前月比幅に近いのは、2009年10月(8.7%)や2010年1月(8.6%)といった、いわゆるリーマンショックで世界的に貿易取引が激減した状態からの回復過程におけるものです。

1月の輸出向け出荷指数は、現行基準の下で、前月比上昇幅も過去最高レベル、指数値も非常に高くなっており、リーマンショック後の最高値ですので、方向感も水準も好調だったとういことになります。

 

◎鉱工業出荷内訳表 結果概要

 

◎鉱工業出荷内訳表 データ冊子