経済解析室

第3次産業活動指数、鉱工業指数などを使って、経済産業の「今」について考えていきたいと思います。

2月上昇、3月は低下を予測する製造業の今後の生産計画

2月の予測調査の結果によると、2月見込みの前月比は、0.2%上昇が見込まれており、3月予測の前月比は▲3.2%低下という予測となっています。
先月の調査における1月見込みの前月比6.3%上昇が実績では4.0%に落ちたように、月初の強気予想は下振れすることが多いので、2月見込みの0.2%上昇では、前月比マイナスとなる可能性も十分高いと思っています。

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2月の生産見込みを上昇させているのは、化学工業や情報通信機械工業などです。

一部の化学製品については、国際市況相場が上昇している中で、輸入の増加が止まって、国産品の増産が始まっており、その傾向が2月も続いているようです。

情報通信機械工業については、1月の実現率が15.9%と大きく低下し、前回調査における2月予測の伸び率から今回調査における伸び率上昇に転じていることからご理解いただけるように、納期遅れが生じているとのことです。

 

3月については、押し並べて生産予測が低下していますが、特に低下寄与が大きいの「はん用・生産用・業務用機械工業」や電子部品・デバイス工業です。

「はん用・生産用・業務用機械工業」については、多少受注の一服感が出てきており、海外受注などが低下してきているというお話を伺っています。

昨年後半から、非常に高い生産水準にある「はん用・生産用・業務用機械工業」の1月の124.5という高水準(これは、リーマンショック前の2008年7月の125.8まで遡る水準)にも、やはり多少一服感が出てきているのかも知れません。

同様に、電子部品・デバイス工業についても、昨年後半の増産の勢いが鈍化しつつあり、3月以降に若干一服感ということのようです。

ただ、両業種とも3月の予測値の指数水準は、昨年の10月実績に近い水準と予測されており、昨年3月実績で比較する前年同月比も、ともにプラスですので、水準そのものが大きく下がるということではありません。

 

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◎データ公表冊子

 

◎参考図表集

 

◎ポイント資料